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コーヒーの、アロマ効果、カフェインとポリフェノール

コーヒーの、アロマ効果、カフェインとポリフェノール

 

A)コーヒーを飲めば、アロマ効果のアルファ波によってストレスが落ち着いたり、脳が活性化するといった効果がある。

 

B)カフェイン効果として、

脂肪分解酵素リパーゼを活性化します、分解された脂肪はエネルギーとして消費しやすいので、運動前に1杯でもコーヒーを飲むのがもっとも効果的なようですし、ポリフェノール「クロロゲン酸」の抗酸化作用により、老化やガンの要因「過酸化脂質」「活性酸素」の発生を抑えます。肝機能を向上させてくれるみたいです

 

C)ポリフェノール:クロロゲン酸

コーヒーの場合、焙煎と言う工程があり、浅煎り、中煎り、深煎りの3段階です。深煎り豆の特徴は苦味。ビターな味わいが広がり飲みやすく感じます。酸味については、ほとんど感じることはありません。また、浅煎りの場合は、こんがりきつね色の印象で、色素は薄く、表面も質感はマットです。浅煎り豆は味の酸味が引き立つことが特徴ですから、焼き菓子との相性は抜群。

 

カナダ・トロントにあるクレンビル・ブレイン・インスティテュート(Krembil Brain Institute)のドナルド・ウィーバー博士が率いるチームは、すでに確認されているコーヒーの摂取と神経変性疾患(アルツハイマー病やパーキンソン病など)の発症リスクの低下の間に見られる相関関係が、何によってもたらされるのかを明らかにするための研究を行った結果、深煎りに多いのは、焙煎の過程で形成され、コーヒーに苦味を与える「フェニルインダン」が、コーヒーに含まれるその他のどの化合物よりも、アミロイドβとタウの蓄積を阻害する働きを持つことが分かったらしい。

浅煎りには、「クロロゲン酸」という「ポリフェノール」が多くなるので、脂肪分解効果・脂肪蓄積予防に効果があります。通常は、浅煎りと深煎りの中間で、中煎りをお勧めしています。コーヒーには赤ワインと同じぐらいのポリフェノール「クロロゲン酸」が含まれているといわれています。それは紫外線などによる肌ダメージを防いだり、メラニン色素の発生を抑えるアンチエイジングの効果があります。でも「クロロゲン酸」は熱に弱く、深煎りにするとポリフェノールの効果が消えてしまうので美肌効果を高めるには、浅煎りでぬるめが効果的。

 

 

◆ 侍エースコーヒーのお話

 

アニーズファームでは、健康に関心が深い方専用焙煎前シリーズとして、

両方の良いとこ取りで、浅煎り豆と深煎り豆のブレンド「侍エースコーヒー」を発売しています。

 

カフェイン中毒・エナジードリンクに注意!

 

 

明治学院大学:白金通信2018年7月号

 

カフェインはコーヒーやチョコレート以外にも、緑茶、ウーロン茶、紅茶、ココア、コーラや栄養ドリンクさらに鎮痛解熱剤、総合感冒薬にも含まれています。

 交感神経刺激や代謝上昇、脂肪燃焼の効果もあり、覚醒作用、解熱鎮痛作用、強心作用、利尿作用とともに副作用として不眠、めまいなどもあります。モルヒネやニコチンなどと同じアルカロイドの一種であり、急性・慢性中毒が問題になっています。

 

●急性カフェイン中毒

 個人差はありますが、1 ~ 2時間あたり1g以上の摂取で中毒症状を発症し、5g以上で死に至ります。

 短時間にコーヒーを8 ~ 10杯飲むと中毒を起こす可能性があります。

 

●カフェイン依存症(慢性カフェイン中毒)

 カフェインには、タバコやアルコールと同じような依存性があり、飲み過ぎると慢性中毒症に陥ることもあります。

 

●カフェインによる死亡例

 カフェインを多量に含む眠気防止薬やエナジードリンクなどの急性中毒で、2011年度から5年間に101人が救急搬送され、7人心停止、うち3人の死亡が報告されています。

 自動販売機でエナジードリンクが売られてから急増しています。

 日本では深夜勤務が続いた20代男性がエナジードリンクとカフェイン錠剤を併用して服用し、中毒死したのが最初と言われ、

 米国では14歳の少女が1日に2本のエナジードリンクでカフェイン480㎎を摂取して亡くなったケースもあります。

 エナジードリンクは国内外で280種以上販売され、カフェイン量も1缶0㎎~ 375㎎の幅があります。

 

●カフェイン摂取時の注意

・ カフェイン飲料は適量を十分時間をかけて摂取し、慢性的な過剰飲用は控える。

・ エナジードリンクは種類により含有が大きく異なることを認知し、とくに海外でのカフェイン量には十分注意する。

・ カフェイン製剤は常用量を守り、カフェイン含有の飲料や感冒薬/鎮痛薬/アルコール類と併用しない。

・ 小児や妊婦および心臓/腎臓/肝臓/胃腸に病気のある人はとくに注意する。

・疲れたときは休養~睡眠が第一!

 

      カフェインの摂取量

   〔食品安全委員会などによる〕

1日の許容量目安

(健康な成人)   400mg

4~6歳の子供     45mg

医薬品1日上限   500mg

国内エナジードリンク  ~200mg

コーヒー100ml当り    約60mg

紅茶100ml当り    約30mg

永田茂之(校医)

 

https://www.meijigakuin.ac.jp/campuslife/campuslife/health/column/201807.html

 

カフェインの副作用:カフェインの効果が過剰に働いたり体に耐性ができてしまったりして、副作用や離脱症状を引き起こすことがあります。常用していることで、急にやめたときに現れる離脱症状で不安・緊張などの精神症状や、動悸・吐き気などがありますので、自分に合った量で楽しみましょう。

 

●急性カフェイン中毒 個人差はありますが、1 ~ 2時間あたり1g以上の摂取で中毒症状を発症し、5g以上で死に至ります。 短時間にコーヒーを8 ~ 10杯飲むと中毒を起こす可能性があります。 カフェインには、タバコやアルコールと同じような依存性があり、飲み過ぎると慢性中毒症に陥ることもあります。