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コーヒーの香りでリラックス効果と集中効果の違いがある!

 

コーヒーの香りでリラックス効果と集中効果の違いがある!

 

我々コーヒーの焙煎専門家にも大いに役立ちました。

 

コーヒー愛飲家には、必読です。

杏林大学医学部の古賀良彦教授のネットデータより抜粋。

 

 

https://blackrivercoffee.wordpress.com/2016/05/07/%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%92%E3%83%BC%E3%81%AE%E9%A6%99%E3%82%8A/

 

 

杏林大学医学部の古賀良彦教授は、コーヒーの香りが人の脳にどんな影響があるのかという興味深い実験をしました。

実験では、20代の女性10人に5分間隔で6種類のコーヒーの香りを数十秒間ずつ嗅いでもらい、その時の2種類の脳波(アルファ波とP300)を測定しました。

アルファ波は「人がどれだけリラックスしているか」、P300は「人がどれだけ集中して情報処理をしているか」を測る指標を表します。

コーヒー豆は、ブラジルサントス、グァテマラ、ブルーマウンテン、モカマタリ、マンデリン、ハワイ・コナの6種類、そして比較対象のため蒸留水も用意。淹れ方は中挽きした豆を90度の熱湯で抽出しました。

 

*コーヒー豆の種類で脳波が違う

 

実験の結果は:

アルファ波が多く出現する、つまり

リラックス度が深い順は、

 

1、グァテマラ

2、ブルーマウンテン

3、モカマタリ

4、蒸留水

5、ブラジルサントス

6、ハワイ・コナ

7、マンデリン

 

また、P300の出現する速さの順、つまり

集中度が高くなる順は、

 

1、ブラジルサントス

2、マンデリン

3、ハワイ・コナ

4、蒸留水

5、ブルーマウンテン

6、グァテマラ

7、モカマタリ

 

という結果になりました。

 

*コーヒー豆を場合によって使い分ける

 

この結果は興味深いですね。

コーヒーの香りが脳に与える効果は豆の種類によってかなり違うのですね。

古賀教授は、二つの実験結果に基づいて、リラックスした時と集中したい時と、目的によってコーヒー豆の使い分けを勧めています。

 

この6種類のコーヒーでいうと、

リラックスしたい時

→グァテマラやブルーマウンテン

集中したい時

→ブラジルサントスやマンデリン

と使い分けることができますね。

 

*香りと上手に付き合う

 

香りというのは、人の心を深い部分で動かす不思議な力を持っています。

これを上手に使えば生活を豊かにする良い手段になるのです。

 

コーヒーを飲むときには、味と一緒に香りの違いを使い分けると、毎日の生活がいっそう充実したものになることでしょう。

 

 

 

*注

 

アルファ波(α波):

アルファ波は脳波の一種。

脳波とは、脳の神経細胞から出る弱い周期性の電流のことで、アルファ、ベータ、シータ、デルタの4つに分けられる。

アルファ波は、8Hzから14Hzの周波数の領域で、脳波からアルファ波が多くでると、リラックスした状態になる。瞑想すると脳波はこのアルファ波の状態になる。

 

また、脳波がアルファ波の状態になると、β-エンドルフィンというホルモンが分泌され、このホルモンはストレスを低減、解消したり、脳を活性化させたり、体の免疫力を高め、様々な病気を予防する効能がある。このような効能からアルファ波は生理学・心理学などの様々な研究目的で用いられている。

 

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P300:周波数による脳波の分類

 

P300は特定の事象を見極めたりするときなど、脳が活発に活動する際に出現する脳波で、ある事象からどのくらいの時間でこの脳波が出てくるかを測ることで、「情報処理能力」を測る指標になる。

p300.jpg

 

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https://blackrivercoffee.wordpress.com/2016/05/07/%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%92%E3%83%BC%E3%81%AE%E9%A6%99%E3%82%8A/

 

 

投稿者: blackrivercoffee

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第17回生命情報科学シンポジウム

香りが脳機能に与える効果(特別講演3)(第17回生命情報科学シンポジウム)

古賀 良彦

 

https://www.jstage.jst.go.jp/article/islis/22/1/22_KJ00000786738/_article/-char/ja

 

 

我々は、香りが生体に与える効果を脳の機能の変化というレベルで評価する試みを行い、脳波の分析によってその変化を詳細に捉えることができることを示してきた。今回は、コーヒーの香りの効果について評価を行った結果について紹介する。コーヒーはその香りによってリラックス感を得たり、ほどよい緊張感を取り戻す効果があることが知られている。我々は、コービー豆6種を選び、脳波の分析によって豆の種類による効果の差異を検討した。リラクセーション効果の測定には、アルファ波の分析を用いた。

 

グアテマラ呈示時のアルファ波パワー値は、マンデリン、ハワイコナに比べて有意に高く、コントロールおよびモカマタリと比較しても高い傾向がみられた。

 

 

一方マンデリンは、コントロールに対しアルファ波を減少させる傾向がみられた。

 

また、認知機能の生理学的指標としては事象関連電位P300を用いた。 P300潜時は、ブラジルサントスは無臭時、グアテマラ、モカマタリ呈示時に比べて有意に潜時が短かった。また、ブルーマウンテンよりも短い傾向がみられた。これらの結果は、

 

コーヒーの香りは豆の種類によって影響が異なるので、目的に応じて豆を使い分けることにより、顕著な効果を得ることができることを示すものである。脳波をはじめとして、最近、目覚しい進歩を遂げた脳機能画像を利用することにより、今まで未知の部分が多かった匂いとヒトとの関わりに関する研究が飛躍的に発展することが期待される。

 

 

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コーヒー豆の香りを使い分けて、脳をリラックスor 活性化させよう!

 

https://www.angfa.jp/karada-aging/practice/shokuji12/

 

 

鼻から入った嗅覚情報は、喜怒哀楽や快・不快を支配する大脳辺縁系に直接届きます。このように、脳ヘダイレクトな情報伝達ルートをとるのは、様々な感覚の中で嗅覚だけ。ですから、エッセンシャルオイル(精油)の香りで、気分が変化するのですね。ラベンダーの精油はリラックスのα波を多く出現させますし、レモンの精油は脳の活性(頭の回転を早くする)効果があります。

 

しかし、男性は精油を日常的に取り入れる習慣がない方も多いようで……。年齢と共に、仕事や家庭での重圧を感じている男性にも、香りで気分転換していただきたいのです! そこで、杏林大学医学部精神神経科学教室教授 古賀良彦(こが・よしひこ)先生がオススメする、コーヒーの香りを活用してみるのはいかがでしょう? 古賀先生が、脳波や脳機能画像を使って調べた結果、コーヒー豆の種類、つまり香りの違いによって、脳に対する働きが違うことがわかったのです。

 

コーヒー豆は、ブラジルサントス、グアテマラ、ブルーマウンテン、モカマタリ、マンデリン、ハワイコナの6種類実験に使用したコーヒー豆は、ブラジルサントス、グアテマラ、ブルーマウンテン、モカマタリ、マンデリン、ハワイコナの6種類。これらを中煎り、中挽きにして98℃で淹れたコーヒーの香りを、被験者10名に約6分間嗅いでもらいながら、その間に出現するα波を測定しました。すると、ブルーマウンテンとグアテマラにα波が多く出現。逆に、マンデリンやハワイコナにはα波の出現が少なかったのです。

 

コーヒー豆は、ブラジルサントス、グアテマラ、ブルーマウンテン、モカマタリ、マンデリン、ハワイコナの6種類

次は、脳の活性効果の指標となる脳波成分“P300”を、コーヒー豆別に実験。すると、P300が多く出現したのはブラジルサントスとマンデリンでした。これらの香りには、頭の回転を早くし、情報処理のスピードアップにも効果があるとわかったのです。逆に、リラックス効果の高かったブルーマウンテンとグアテマラには、その効果が認められなかったとか。

 

このことから、オフィスで仕事の処理能力を高めたいときにはブラジルサントスとマンデリンの香りを堪能しつつ飲み、家でリラックスするときなどは、ブルーマウンテンやグアテマラを嗅覚と味覚で楽しむといいですね♪

 

また、古賀先生はウイスキーの香りと脳の働きの関係も調査したそうです。調べるに当たっては、PET(ポジトロン断層法。脳の血流や代謝を観察できる)を利用。実験に使用したのは、ウイスキー、エタノール(アルコール)、蒸留水の3つ。被験者は10名で、それぞれの香りを嗅いでもらい、そのときに血流量がどう変わるか、つまり、脳の血の巡りを調べたのです。

 

古賀先生はウイスキーの香りと脳の働きの関係も調査したそうです。大脳辺縁系には、心地良さを感じる中枢のひとつである、中隔側坐核(ちゅうかくそくざかく)があります。そこの血流が増え、活動が活発になれば、気持ちよく、安らぎ感を得られている状態に。

 

結果は、蒸留水は無臭なので、血流量に変化なし。エタノールも変化なし。しかし、エタノールにモルト(大麦の麦芽)や樽などの香気成分が溶け込んだウイスキーは、明らかに中隔側坐核の血流量が増え、その部位の活動が活発に。つまり、ウイスキーは香りを嗅ぐだけで、快感を得やすくなることがわかったのです。

 

この話を聞いてから、私のデスクの上には常にウイスキーの小瓶が! 原稿が煮詰まり、ストレスMAXになったとき、瓶のふたを開けて、ウイスキーの香気をクンクンと嗅いでおります。すると、ふわ~んと気持ちよくなり、脳の緊張がとけるような感覚に。すると、いい文章がスラスラと思いつくみたいです。あ、仕事中は香りを嗅ぐだけで、飲んではおりませんので(苦笑)。

 

https://www.angfa.jp/karada-aging/practice/shokuji12/

 

美容ジャーナリスト 藤田麻弥取材・文/美容ジャーナリスト 藤田麻弥

 

 

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最後に、アニーズファームから、

 

美味しいコーヒーを飲もうと思うと、コーヒー豆って1杯にどれくらい使うのがいいか知っておられますか?

 

某コーヒーチェーン店:1杯180~200mlに対して粉が10gですが、

 

アニーズコーヒーDX&JAZZcoffee デカフェEX-2のカフェバッグでは、11gです。

ご参考になれば、幸いです。

 

ご注意:缶コーヒーに含まれる添加物、香料が使われています。一括名として乳化剤とされているものは、何が入っているかわかりませんし、複数の乳化剤を使用している可能性もあります。妊婦さんや健康に気をつけたい人は、デカフェをお勧めいたします。いろいろ注意した方が無難でしょう。